紅玉は終わりにして始まり( 時間旅行者の系譜)ケルスティン・ギア [本]
紅玉は終わりにして始まり (時間旅行者の系譜) (創元推理文庫)
- 作者: ケルスティン・ギア
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2015/11/21
- メディア: 文庫
・・・・・あらすじ・・・・・
あたしが“めまい”に襲われたのは高校のカフェテリア。それがすべての始まりだった。そもそも、タイムトラベラーとして準備をしていたのは、いとこのシャーロットだったのだ。ところが実際に過去に飛んだのは、何の準備もしていないあたし。相棒のギデオンは気絶しそうなほどステキだけど、自信過剰で嫌なやつ・・・
タイムトラベル・ファンタジー三部作。
ドイツの人気作品だけど 舞台はイギリス ロンドン。
最近映画化が予定されているという作品が続いてましたが
こちらはすでに映像化されており、小説のとおり映画も三部作。
(Rubinrot・Saphirblau・Smaragdgrün)
Maria Ehrich
Jannis Niewöhner
Saphirblau (Blu-Ray) [Import allemand]
- 出版社/メーカー:
- メディア: Blu-ray
日本語訳で見るのは難しいかな?ハリウッド版を制作してくれるといいのだけど・・・
どちらの可能性の方があるのやら。
夜の庭師 [本]
・・・・・あらすじ・・・・・
モリーは14歳、思いのままに物語を紡ぐ天性の語り手だ。弟のキップとふたり、アイルランドから海を渡って命からがらイングランドに辿り着き、ようやく雇ってくれる屋敷をみつけたものの、そこで彼らを待っていたのは巨木に取り込まれたかのような奇怪な屋敷と、青白い顔をした主人一家、そして夜中に屋敷を歩き回る不気味な男の影……夜の庭師だった。
こちらも映画化が予定されている作品。
ディズニーからということでイメージが出来る。
最初タイトルを見てあの映画の原作かなって勘違いして読み始めたんだけど
後からチェックしたらそれは「ヴェルサイユの宮廷庭師」で全然違ってた。
イメージしてた役者さんもアラン・リックマン(「ハリー・ポッター」シリーズのスネイプ先生役)でこちらも勘違い(しかも庭師でなく、王様だったし)。
どのみち気になっていた作品なので見たい作品リストは増えた!
ちなみに怖い庭師役をしてたように思ってた役者さんはジェフリー・ラッシュ。
「夜の庭師」に合うと思うんだ~。
実際はどんな俳優さんが演じられるか楽しみ。
ティアリングの女王 エリカ ・ジョハンセン [本]
・・・あらすじ・・・
〈跡継ぎの石〉をもつケルシーはティアリングの女王の一人娘。人里離れた森で存在を隠されて育てられていたが、19歳になった日、騎馬の近衛隊が彼女を迎えにきてすべてが変わる。都へと向かい、亡き母の跡を継いで女王の座につくのだ。だが、堕落した叔父の摂政や隣国の支配者〈赤の女王〉が旅を始めた彼女の命を狙っていた……
ファンタジー3部作で本国では完結しており、エマ・ワトソン主演の映画化も予定されているそう。
でも正直いつになるのかな?
映像化が決まっているといって進んでいない作品もいくつかあるのも事実。
続きを出来れば日本語で読みたいので 実現が待ち遠しいです。
タグ:ファンタジー
書店猫ハムレットの跳躍 [本]
アリ・ブランドン
ニューヨーク、ブルックリンの書店を大叔母から相続した、三十代半ばのダーラ。堂々と書棚を徘徊し、緑色の目で冷たく客を睥睨する黒猫ハムレットが店のマスコットだ。ある日、ダーラは近所の工事現場で常連客の死体を発見してしまう。その脇には動物の足跡が。最近、夜に外を出歩いているらしいハムレットのものなのか? 名探偵猫ハムレット登場の、コージー・ミステリ
現時点で翻訳は2冊出ているけれど、この前にもう1作品あるそうです。
なので最初の事件のことなど出てきてちょっと?だったのですが、ここからでも十分楽しめた。
猫が重要な役割をするミステリって意外と多いのかな?
ブルックリンの書店をイメージしながら読むのもまた楽しい。
タグ:ミステリ
リヴァトン館(The Shifting Fog) [本]
メイドが語る、由緒正しき貴族の館で起きた悲劇。
哀しく、美しいゴシック風サスペンス
著者:ケイト モートン
老人介護施設で暮らす98歳のグレイス。
ある日、彼女のもとを新進気鋭の映画監督が訪れる。
1924年に「リヴァトン館」で起きた悲劇的な事件を映画化するにあたり、
ただひとりの生き証人であるグレイスにインタビューしたいと言う。
封じ込めていた「リヴァトン館」でのメイドとしての日々が
グレイスのなかで鮮やかに蘇る。
ふたりの美しいお嬢様、苦悩する詩人、厳格な執事、贅をつくした晩餐会――
そして、墓まで持っていこうと決めたあの悲劇の真相も。
サスペンスに美しい姉妹はやはり必要だなって思ってしまう。
読み終えた感想としてはちょっと落ち着かないけれど、
メイドとして働いていたグレイスの記憶の世界には美しい登場人物が沢山。
戦争の時代もあるけれど華やかな場面も多いので映像化されたら嬉しい。
とりあえず、ダウントンアビーのイメージで読みすすめていた.
amazon.comベストブック・オブ・2008
どのお話も現在から過去を振り返る形なのですが、なかでも忘れられた花園は
登場人物も時代背景も多く、途中わからなくなり、人物関係を紙に書き出して読み進めた。
リヴァトン館がやっぱり一番好きかな~。
奥方は名探偵 [本]
イーデン・フィルポッツ 「だれがコマドリを殺したのか?」 [本]
あらすじ
医師のノートンは、海岸の遊歩道で見かけた美貌の娘に、一瞬にして心を奪われた。その名はダイアナ、あだ名は“コマドリ”。ノートンは、踏みだしかけていた成功への道から外れることを決意し、燃えあがる恋の炎に身を投じる。それが数奇な物語の始まりとは知るよしもなく。
原題:Who Killed Cock Robin?
クックロビンってコマドリの事だったんだ~と話をそれた所で発見?してしまいました。
登場人物も多くどう話が展開してくのかな?と思ったのですがなかなか面白かった。
双子が登場するのですが たまたま最近読んだ本「領主館の花嫁たち」でも性格の違う双子など共通点も。
ミステリーに犠牲者は必要になる訳で、悪人だけが犠牲になる訳でもないんだけど
ちょっとやるせないな~って思ってしまう。
作者のイーデン・フィルポッツは若きアガサ・クリスティの隣家に住んでおり、文章の手ほどきをしたそうです。
映画化された作品もあるイギリスの小説家。
タグ:ミステリ
クリスチアナ・ブランド 領主館の花嫁たち [本]
・あらすじ・
1840年、当主の妻を若くして失ったその領主館は、悲しみに沈んでいた。そして、愛らしい双子の姉妹の家庭教師として館を訪れたテティことテターマンもまた、癒しがたい傷を負う身であった。屈託なく懐いてくる、見分けがつかないほどよく似た双子の姉妹に、徐々に生きる希望を取り戻していくテティ。しかし、館に頻発する怪異が、テティと双子の姉妹の運命を、容赦なく翻弄していく…。
ヒロインかな?と思った人がヒロインでなく・・・と展開が面白かった。
amazonのレヴューで「嵐が丘」に近いと書かれてた方見えましたが確かにそんな感じ。
ダークだけど純粋でもある。
他の作品も読んでみたくなりました。
著者のクリスチアナ・ブランドはイギリスの推理作家、児童文学作家。
イギリス領マラヤ(マレーシア・シンガポールのあたり)で生まれ、イギリス領インド帝国で育ち
のちにイギリスへ戻りますが、父親の破産により未成年の頃から色々な職につき色々な経験を積まれたそうです。
児童文学の「ふしぎなマチルダばあや」はエマ・トンプソン、コリン・ファース、トーマス・サングスターで映画化。
「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」
エマ・トンプソンの演技が強烈だった記憶があります。
それにしてもコリン・ファース沢山の作品に出演してるな~